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2023.08.11 03:34

短編小説:この街が一番熱かった日

短編小説:この街が一番熱かった日|yamauchi

マスミはガンガン響く頭を抱え恨めしそうに床を睨んだ。 二日酔いではないし殴られた訳でもない。インフルエンザや流行りのウイルスでもない。一昨日から喉が腫れていた。どうやらただの夏風邪だ。 マスミは虚弱な訳ではないが、日々立ち仕事と家事育児に追われ、おそらく日本中のママたちがそうであるようになんとなくいつも疲れている。 ちょっとだけ、具合は悪いが休むほどではないボーダー36.9℃〜37.2℃の微熱なら良く出る。熱ともいえない、これで休みたいですなんて言ったらきっと笑われるような、疲れているだけだと自分で判断できるような、体内の生理的な働きの許容範囲と受け入れてしまえるような。これは日

note(ノート)

  • 創作(1)

まどろみの森

-Practice Joy- 青森県弘前市で占いをしております。 タロット、リーディング

  • 2023.08.09 08:03
    08.08.2023

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